僕たちはまるで花びらのように
3月29日。僕は板橋駅にいた。
親戚からの卒業祝いをバックにしまい、美味しいご飯で腹を満たす。そして帰路につき、客同士のトラブルで遅延している池袋方面の電車を寒空の下待っているところだ。
暇だったからベンチに腰掛け、僕の好きな雀魂というゲームで遊んでいた。残念ながら東風戦は3着でゲームセット。
その瞬間だったと思う。僕の後ろから今までに聴いたことないほど大きな金属音がした。大宮方面に向かう電車がホームに滑り込んだ瞬間。多分急ブレーキ音。
「線路の様子を見ないでください。」
怒号にも似た声がする。青いバケツを持った駅員が血相を変えて走ってくる。
様子を見ようとして群がる野次馬。
ホーム上に響き渡るサイレン音。点滅する非常停止ボタン。
「人身事故が発生。男性が飛び込んだ模様。」
垂れ流された業務放送。
自分は生きているし、生きていたい。でもその3メートル後ろで別の人がこの世から消えようとした。その事実だけで頭がパンクしそうになった。息が詰まった。そして恐怖を感じた。
星野源さんは『よみがえる変態』という著作(エッセイ集?)において「甘美な誘惑、綺麗ごと、そういったものにカモフラージュされて気付かないが、ここが、この世が既に地獄なのだ。私たちは既に地獄をガシガシ踏みしめながら、毎日生きているのだ。」と記している。彼自身、突然脳に大病を患い、死の淵にどん底に追い詰められたからこそこのような文章が書けたのだろうと思う。
翌日、3月30日。僕は大学の友達と楽器やお菓子を持ち寄り、ピクニックをした。社会人になるまでにやっておきたい夢の一つだった。主催者ながら30分遅刻してしまうという失態もありながら、竹下通りでクレープを食べたり、キャッチボールしたり、歌ったり、桜の花を見たり。
その瞬間一つ一つが美しくて、尊くて、儚くて。
そんな思い出もいつか忘れてしまうのだろうか。
忘れてしまうといえば。
3月27日のレコ発。一瞬で全てが飛んでいったみたいだった。それくらいバタバタしていたし、充実していた。飲み明かし、語り明かして、夜を使い果たした。でも悲しいことにどんな話をしたのか部分部分でしか思い出せない。もしかしたらすごく大事なことを言われていたのかもしれない。
風俗行くの勧められたのは覚えてるわ。
すごく楽しかったはずなのに、それを断片しか繋ぎ止めさせてくれない世界はやっぱり地獄だ。残酷だ。
でもその断片が自分の気持ちを支えて、浸らせてくれるとするならば散りゆく花びらのように儚いこの地獄も悪くないのかもしれない。
きっと人によって地獄を感じる瞬間は様々だと思う。最近、僕は入社してからの新しいコミュニティ作りに恐怖を覚えているし、どう思われているのか怖い。下心ありそうとか思われてないかな。同期はみんな優しいから助かってるけど。
そんな地獄を紛らわすために、このブログを書くし、サウナに行くし、音楽を楽しむ。友達に会う。話す。
あなたはこの地獄をどう楽しむか?
もう何が書きたいかわからなくなってきたけど、とにかく死ぬまで生きるしかない我々の至上命題はそんなことだろう。
なんて路面が色付くこの季節に思っています。
新生活、頑張りましょうね。
ライブはだいぶ先になるけれど、しっかり準備します。今から楽しみで仕方がない!
遊びにきてね。
ドラム アサノ
渋谷ノンフィクション
この間、一人回転寿司の実績を解除した。PayPayの今月限定半額クーポンと臨時収入があったし、いいよね。カウンター席に通されて、まずはあおさの味噌汁。ビッくらポンはもちろん「あり」で。
そこからマグロ、えんがわ。カルビなんていう変わり種も一興。デザートはちょっと奮発して2品頼んでみる。
大学芋スティック、結構甘い。なんか店内まで甘い雰囲気になった気がする。
そんなことを思って周りを見渡すと、僕の左右の席がカップルに占領されていたことに気が付く。
カップル-アサノ-カップルのホットライン。翼くんと岬くんの黄金コンビのような安心感。
??「一体いつから、カウンター席は一人客用だと錯覚していた?」
当たらなかったビッくらポン。
店を後にすると、目に飛び込んできた梅の花。
春です。
やぁ、3TSドラム担当アサノです。
今回のブログは、約2年ぶりとなる僕が”所属していた”サークルの追いコンを終えての感想やらを綴るだけのものとなっております。誰にも忖度しないし思っていることをオブラートに包むことなく書きます。悪しからず。
てかもう一週間以上経ってて今更感が強すぎる。それでもよかったらお付き合いください。
ちなみに前回の追いコンの感想をまとめたのは上のこの記事です。どんなこと書いたっけな。お時間あったらどうぞ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3/7、場所は渋谷のeggman。憧れのステージにバンドとしてではなく、先にサークルのイベントとして上がることになかなかの悔しさ、不本意さを感じる午前8時半。
今思えば朝から浮ついていた。今回のライブがサークル生活最後。次はない。そう自分に言い聞かす度に妙なアドレナリンが放出されていくのがわかる。リハをこなしてから本番までの2時間余り、無理やり松屋の牛丼を腹に収める。いつものライブ前ならご飯はバクバク食えるのだけれど。
まぁ何が言いたいかというと、そういう心持ちのときにライブをして、今まで上手く演奏できた試しがないということだ。そして今回の追いコンもその例に漏れなかった。結構多くの人にお褒めの言葉をもらった。それに関しては素直にありがとうございますと言いたい。でもその言葉をもらったときも、「こんなもんじゃないのに。不甲斐ない。消え去りたい、逃げ出したい、やり直したい。」という感情がずっと腹の底にあった。
今も消えない。
映像を見てみると自分の魅せ方や叩き方に余裕がない。周りが見えていない、聴けていない。メンバーにも実は映像を見せたのだけれど、まあまあ厳しいこと言ってくれました。そのときはなんかすごい悔しくなって拗ねてしまった。でも自分のバンドのメンバーが外部でしょうもないパフォーマンスしてたらそりゃ嫌だよな、と冷静になった今だから思う。
僕のいたサークルはアコースティックギターサークルなので、ドラム(パーカッション)を叩ける人は少ない。ドラムを叩くという行為自体がレアで、そういう特異な環境だからこそ「堂々と叩く」という自分に足りない要素を補填してバンドに還元できると思ってきた。
最近のライブとかでは(バンドでもサークルでも)、実際はそんなことないのは重々承知だけれど、俺が一番上手いと思いながらパフォーマンスできるようになってきた。それはいいことだと思う。でもそう自己暗示していいのはあくまでもステージ上だけ。私生活に持ち込んで謙虚になれず、少し調子に乗った罰が降ったのかなと。
今回誘ってもらったのは4枠。勿論全てドラム。さっきチラっと書いたけれどこのサークルは軽音サークルではない。ドラマーは絶滅危惧種。「ドラムを叩ける」という行為に少し期待して誘ってもらったのかなと思う。その期待には演奏で全力で応えたいと思っていた。
でも終わってみて思うのは、一番僕に期待をしていたのは僕自身だったのだなと。これだけ悔しい、もやもや〜って思っているのは自分はこれだけできる!という期待に応えられなかったからだろうな。多分そういうことなんだろうな。
どうだい。今回の内容、重いでしょ。自分でもびっくりしてる。
場を浄化するために推しの名前でも叫ぶか。
齊藤京子!!!!!
サークルの仲間たちには本当に感謝の気持ちしかない。
僕はこのアコギサークルに、大学2年生のときに入った。
大学1年生のときは全く違う軽音サークルにいた。当時の僕は学歴コンプレックス及び重度のカルチャーショックの真っ只中。
軽音サークルの初めての飲み会で、初対面の男子が初対面の女子の名前をすごい速さで呼び捨てにしているのを見て引いた。そして自分は高校でこんなことをしてきただの、自分の好きな音楽を語るなどしながら距離を詰めまいと酒をガブガブ飲んでいるのをみて、大いに辟易した。嫌悪感が湧いた。(大勢の飲み会が苦手なのは多分このときのトラウマ。)
その一方で、そうやって満遍なく立ち振る舞わないと大学ではやっていけないんだろうなとも思った。でもそんな人間になりたくないという気持ちが勝った。
その瞬間、大学という空間に自分の居場所を期待してはいけないのだと悟った。
そうやって過ごした1年の最後、英語のクラスで一緒だったA君に紹介してもらったのが”Street”だった。本当にラストチャンスだと思った。ここで馴染めなかったら大学生活を単位取るためだけに費やすのだろうと感じていた。
でも僕は、ここしかないんだと思いながらも自分から喋りかけたりしたくなかった。簡単な話、あの日の飲み会に陣取っていた下衆野郎と同じようになりたくなかった。作り笑顔を振り撒きたくなかった。仲良くなりたいけれど、嫌われたくないから話すのは怖い。矛盾していると思うかもしれない。でも僕はそういう人間。
正直入って半年〜1年弱くらいは「居づらい」と思う時間の方が長かったかもしれない。
今でもよく覚えているのは、大2の5月ごろに沢山の1年生と一緒にガストに行ったこと。ほぼ何にも喋れなくて地獄かと思った。自分の性格を悉く恨んだ。
そんな扱いづらい僕に対して、同期の人が先輩が後輩がよく話しかけてくれたのを覚えている。多分「人」が本当に好きな人が集まっていたんだろうなと思う。
色んな人が一緒にライブに出ようと誘ってくれた。6月に勇気を出してライブに出てパーカッションをした後、そのライブを見ていた先輩からお声がかかった。そこから同期、後輩と数珠繋ぎのように縁が巡り教室から学祭の野外ステージへ、そして追いコンに至る。
人が少ないときは教室の大きな黒板で絵しりとりをして馬鹿みたいに笑った。知らず知らずのうちにギターを弾ける仲間たちに憧れ、影響を受け、ウクレレやギターの弾き語りを練習しはじめたりもした。
唯一行けた冬合宿。あまりの新雪で進めなくなったスキーとスノーボード。美味しかった唐揚げ。脱臼した友達。操作方法わからないけれど楽しかったスマブラ。自身最大の後悔をぶっちゃけて先輩に慰めてもらった、飲み会という名の恋バナ大会。
ちょっと他にもありすぎるから割愛。
サークルに入った当初は「今日も頑張って行くか…」というマインドだったけれど、気づいたら「今日は誰が来てるかな〜」と思えるようになっていた。なんだかんだでStreetが大学の中の居場所になっていたのかもな、と今になって思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回の追いコンでありがたいことにメッセージを幾つかいただいた。その中で多かったのは「優しくしてくれてありがとう」的な内容だった。誤解だと思う。僕はそういう類の人間ではない。頑固だし。融通効かないし。ブログでグチグチ言うやつのどこが優しいんだよ。
むしろ僕の方から「優しくしてくれてありがとう」「大学の中に居場所(らしきもの)をくれてありがとう」と言いたい。みんなからもらった分の優しさを返しきれていない。
(追いコンの演奏で返したかったけれど、あのクオリティじゃむしろ返済分が増えてしまった!)
僕がこういう性格の人間だから、密に接することができた人は本当に限られていると思う。(ご飯は勿論、遊びに行きたかったなと思う。)
追いコンが終わった後にもらった花束の匂いを感じなかったのは、自分がそれを受け取る側というよりも渡す側の立場なんじゃないかと思ったから、即ち当事者意識があまりにも無かったからだと思う。(コロナではない。)
一応、追いコンでサークルは終わりということらしい。
でも確信はないけれど、これで終わりではないような気がしているので。
またお会いできたときに、残りの分を少しづつ返させてください。
これ以上書くと明日の朝読み返したときに恥ずかしくなりそうなのでやめておこう。
では卒業式、そして翌日の3TSのライブでお会いしましょう。(唐突な宣伝)
ドラム アサノ
【宣伝コーナー】
3/27、レコ発企画ライブのチケット取り置き受付中!
気軽に遊びに来てください!!!!
センス・オブ・ワンダーを探して
今日行ったスーパー銭湯。シャンプーとコンディショナーがちゃんと分かれていて、かなり良心的。てかまとまっとるやつは洗った気にならない。なんならどんな成分が入っているのかがしっかり記載されていて、いかにそのアミニティーが髪にいいのかを説明していた。
シャンプーはノンシリコン。コンディショナーにはアルガンオイルなるものが含まれているとか。何アルガンオイルって。ゴジラシリーズの敵怪獣にいそうなネーミング。美容に本当に疎いので、適当にカタカナを並べただけなんじゃないのって思ってしまった。
てか適当にカタカナ4文字引っ張ってきてその後に「オイル」ってつければそれっぽくなるんじゃないの。
乱数ジェネレーターを使って試しにやってみた。
8-2、6-1、3-5、15-1
(書きながら本当にやってるからね。)
→ゆ は そ ぱ
→ユハソパオイル
こうゆうところで「オリーブ」とか引けないからダメなんだよな。
やぁ3TSドラム担当のアサノです。いつの間にか3月になっていた。春の訪れを目の痒みでしか感じられない花粉症患者。辛いです。しかも今年一発目のブログらしい。3年目突入だってさ。気まぐれな更新頻度、不安定な内容に懲りずに今後も読んでくれると嬉しいです。
久しぶりに書こう(書かねば!)と思って前のブログを読み返してみると、うだうだ「大勢の飲み会があまり好きじゃない」だの(とか言って今度サークルの飲み会に意気揚々と参加しようとしているの言動と行動が一貫してなくて本当に良くないと思う。でも最後くらい後輩や同期としっかり喋ってみたい…。)、「沢山のカップルを短時間で見ると流石に心がもたない」だの書いてて。
(「そもそも彼女いないのはお前の人としての魅力や頑張りが足りてないからだろ」という言葉はそっと胸にしまってください。僕もそうします。)
そもそも自分の好きなことも発信できればいいと思って大学2年の僕はこのブログを成人式のオール飲み会で大量に人が酔いつぶれている中、始めたんだった。(また悪い癖が出てしまった。金曜ロードショーでやっていた「リメンバー・ミー」のことを思い出して気持ちを落ち着かせよう…。)
好きなこと…。
自分は行動するよりも考える方に重きを置いてしまうタイプだと思う。(このブログだってまさに僕の杜撰な思考のゴミ捨て場である。)だが稀に衝動に身を任せて極端な行動をとってしまうことがある。この謎ムーブ、かなり好きかも。
そういえば、こないだ丸一日オフの日があったので高尾山に行った。誰かと一緒に行く約束をしていたわけではない。日々の生活に疲弊していたわけではない。本当に「なんとなく暇だし、高尾山行ったろ!」というテンション。家から決して近いわけではないし、思い立ったのがその日の11:30という出かけるには、登山するには微妙な時間だったにも関わらず導かれるように日帰り一人旅を敢行したのである。
旅行に行くならやはりその場ならではのものを食べたいよね。(またはその場ならではのものを買いたい。)そう思って山を散策すると途中の売店やお土産屋さんに温かいとろろそばを売っているのを発見した。
毒じゃないか。なんで毒にとろろかけてんの。
てか旅先には揃いも揃ってこの毒物が置かれている。遠征とかMV撮影で長野行ったときもそうだったし、高速のSAとかにも絶対あるじゃんあれ。うちのメンバー美味しいって言ってた気がするけれど、あんなの食べたら死んじゃうじゃん。少なくとも俺は蕎麦を食べるとアナフィラキシーショックで死んでしまう。大学の学食とかなんなら同じ釜でうどんも茹でてるやんけ!!うどん食べたい日はキャンパスの最寄り駅から急行に乗って下北沢の丸亀製麺まで食べに行ってたからなマジで。
とまぁそんなアレルギー体質のことは置いといて。
今回は中腹のオシャなお店で天狗焼を頂いた。
1つ150円。安い。外はサクサク、中はモチっとした食感に黒豆あんの程よい甘みが最高。ケチってリフトを使わず麓から歩いて、思っていた以上のキツさに5分で後悔した僕の五臓六腑に染み渡る。ベンチに腰掛け、持ってきたお茶とともにしばしの休憩。
カップルが同じベンチに腰掛けてきてイチャイチャしだした。休憩終了。
あっ、昼食はどうしたかって?地元のマックでエグチセットです。
もうお前旅するなよ。
ドラム アサノ
新しいMVです。たくさん見てほしいな〜!!
音源もサブスクに出ましたよ〜。
神様
TBSラジオの水曜日、24時から放送中の「24時のハコ」というラジオ番組をご存じだろうか。毎月マンスリーで芸人さんがラジオを担当するという番組で、今月12月の担当がダウ90000の蓮見翔さん。
ダウ90000は先日のM-1グランプリきっかけで知り、最近僕がひそかに応援している劇団。その主宰である蓮見さんはすべてのコントや作品を手掛けている方で、その人がどのようなトークをするのか、とても興味があって聞いてみることにした。
選曲センスも、蓮見さんの頭の回転の速さも、ラジオコントも全部すごい。正直今後冠でラジオしてほしいくらい面白い。radikoで聞けるので是非。
さてその中で募集していたお便りのテーマの中に「誰にも言ったことの無い恋愛の話」というものがあって。とっても心が幸せな感覚になる。最近人を好きになったり、恋バナを聞いたりすることもなくなったから、なんだか懐かしい感覚。
そんな感覚をもっと味わいたくなったアサノ。
クリスマスイブに1人原宿へ。綺麗なイルミネーション。目に入る幸せそうなカップルたち。
試しにすれ違うカップルの数を数えてみた。
その数が30を超えたところで
悲しみが幸せを上回りました。
やぁ、3TSドラム担当アサノです。
2021年ラストのブログ更新です。たまに「ブログ読んでるよ」と言ってもらえることがあって密かに嬉しいなと感じています。自分のために始めたブログとはいえ、読んでくれる方がいることは幸せなこと、ありがとうございます。
今後も読み手に忖度せずに書きたいことを書くスタンスで楽しんでやって行きたいと思います。どうぞお付き合いください。
さて、まずは12.16
渋谷CRAWLにて行われた 3 Tone Sunburstの自主企画、"僕らのヒミツキチ"は大成功で終了しました!
来てくれた皆さん、本当にありがとう。
出てくれた全バンドそれぞれ全力のパフォーマンスをしてくれて、めちゃ気合い入ったし個人的には過去1の熱量でライブができました。
会場の一体感が凄くて、あっという間に感じるほど。同じメンツで同じセトリでもう一周くらいしたかった。
3月にもリリース、レコ発が決まったので是非来てくださいね、取り置きお待ちしてます!
さて、アサノが原宿に行く7時間前。
バイト先の学童で、"お楽しみ会" なる行事があって。なんと子どもたちの前でドラムを叩くことに。
先輩がギターとベースを弾いて、スリーピースバンド形式、練習なしの一発勝負。
"赤鼻のトナカイ"と"ジングルベル"の二曲構成で子供たちと一緒に歌おう〜みたいなコーナーだったのだけれど、
彼らの反応が、あまりにもストレートだったことに強く驚かされたのだ。
例えばライブハウスだったら、たとえ酷い演奏だったとしても観客は必死に耐えて、それとなく拍手して、共演者の僕達は打ち上げでそれっぽい感想を伝えて場を乗り切るなんてことは日常茶飯事。
僕はそれで自分の力を過信したり、逆に錯乱したりする。本音で話してくれる人に感謝。
こないだギターのチューニング酷すぎるバンドいたな。それでも多少拍手が起こるし、「よかったですー」なんて言ったりする人もいる。
(一度だけ対バン相手のライブで、「寒いなこの人たち」と思って外に出てコンビニで時間を潰したりしたことがあった。でも自分の力量もまだ足りてないから、見ないのも失礼だよなぁ…とも思ったりしている。)
でも子どもたちは初めて味わう大きな音に対して正直に耳を塞ぐ。慣れてきた子どもたちは、その音楽のビートやノリが楽しいと思ったら、ふいに立ち上がり、全力で体を動かして踊り出す。決して学童の大人たちは「立ってください」とか「好きに踊ってください」なんて言ってない。
ただ自分の中に湧き出す感情に忠実に従って、わずか10分にも満たないミニライブを、その瞬間を忖度なしで過ごしていたのである。
僕は演者として、ミュージシャンの端くれとして、心の底から感動していた。
自分の目の前に広がっていたのは、まるで映画の中の世界。ブルース・ブラザーズの"Jailhouse rock"のシーンみたいに、子どもたちが踊り、歌い、耳を塞ぎ、純粋にそこにある音楽に対して向き合い思い思いに表現をする。その光景のなんと美しいことか。
僕はライブにおいて、お客さんの感情が揺さぶられる瞬間が大好きで、会場が一体になる雰囲気が大好き。
そんな瞬間に年の瀬の12月に、2回も出会うことができた。
きっとこんな幸せがあるからまた頑張ろうと思えるのだろう。
来年もそんな幸せに満ち溢れるような年になりますように。
メリーファ◯キ◯クリスマス。
皆様良いお年をお迎えください。
ドラム アサノ
一瞬の時間が永遠になる
コロナが若干落ち着いて、久々に飲み会などに行けるようになった昨今。それに乗っかる形で僕も久々に高校時代の友人数人と飲みに行きまして。それぞれみんなが大人になりつつも、
高校時代のノリとテンションは相変わらずでついついお酒が進む。
男梅サワー、角ハイボール、レモンサワー…このコロナ禍の家飲みでレギュラーとなったお酒たちを昔話を肴に体に流しこむアサノ。日本中に散り散りになる仲間たちとの再開を祈りながら家路につく上野駅。時計の針は23時30分。
ここで覚えていただきたい。そもそも僕は大人数の飲み会が基本的に嫌いで、少人数でしっぽり飲む飲み会が好き。そしてそんなにお酒が強くない。あと飲むと強烈な睡魔に襲われるタイプ。
(二年前のサークルの冬合宿、初日の飲み会をすぐに抜けだしたのはこれが理由。)
そして想像してほしい。目を開けたときに飛び込んできた車内の電光掲示板の「まもなく取手」を解釈しきったときの僕の絶望感を。
それから二週間が経過した昨日の終電。僕は何故か車掌さんの声で目を覚ました。
見慣れない「松戸」と名乗る真っ暗な街に降り立って覚えた感情は、絶望ではなく
「よかった、タクシー圏内だ」という安堵感でした。
やぁ、3TSドラム担当アサノです。ここ最近はライムシロップスとHollowBugという偉大な先輩たちのレコ発ライブにお邪魔させていただき、両バンドの晴れの舞台に貢献すべく全力のライブをぶちかましてきたところでございます。
いやー楽しかった。久しぶりの再会があったのも良かったし、お酒が美味しかったのもあるんだけれど、
(ライムシロップスのレコ発でコーラで割ったイエーガーをショットで二杯飲んで、バーカンに駆け込んでお水をもらい、そのままトイレにこもったのは秘密。ホロバグのレコ発ではめちゃ飲みやすいシャンパンをお裾分けしてもらいました!ごちそうさまです!!)
何しろ対バンがみーんないいの。
大会とかコンクールとかみたいな上手い下手で評価されるようなの次元じゃなくて。上手いのは当たり前の上で、それぞれのバンドがホストへのリスペクトを込めながら個性を爆発させてお客さんの心と体をワクワクさせる空間を作り出す。なんて贅沢な空間だったことか…そしてそれのなんと美しいことか…!!
次のライブがまさに僕ら主催の「レコ発」ライブなので、そんな幸せな空間をぜひとも作り上げたいなと思っております。ライブハウスほとんど来たことがなかったり、ロックなんか聴か〜ないなんていうそこのあなたにもぜひ見に来てほしいです。陰でアサノのこと嫌いだと思っているあなたにも言ってます。ぜひとも。
さて少し種明かしを。
僕は大人数の飲み会が「基本的に」嫌いって書いたと思う。でもライブの打ち上げっていろんなバンドがいるから、自然と10何人とかで乾杯になる。一般的には大人数っていう部類に入ると思う。でもそれは結構好きで。
それは何故か。端的に言うと「本音でみんな喋ってくれるから」だと思う。
今後バンドをどうやって進めていくべきかだったり、どうやってプロモーションしていくべきだったり、その日すごいカッコよかったバンドの方と話して、どんなことを意識しているのかや、自分たちに足りないことを指摘してもらったり。
ただひたすら褒め合ったりするのではなくて、お酒を交わして滲み出る本音やアドバイスやダメ出しから何かを学んでいけたらいい。何よりそうやっていろいろ言ってくれる人の方が信用できる。
大人数で「ただお酒を飲む」、「ただ身の上話を聞いて全体回して余力があったら気になる女の子を口説こうと試みる」より充実してていいななんて思うようになった。
(僕が大学一年生のときにトラウマになっている某軽音サークルの飲み会がまさにそれだった。)
ただそれだけの話です。今まではブログでこうやって本音を言うだけの卑怯な人間だったけれど、最近は少しづつだけど本音を口に出してしっかり伝えられるようにもなったかもしれん。
ということで(?)、12/16みんな空けておいてね☆
お読みくださりありがとうございました。
ドラム アサノ
ウーパールーパーソードマン
先日から新しく小学生のお世話をするアルバイトを始めまして。子どもたちはみんな人懐っこくて、自己紹介を終えるとぞろぞろと寄ってきて、「一緒に遊ぼう~」などと言ってくれる。
あるとき子どもたちと話していると、「アサノさん、彼女いるの?」と聞かれたので、嘘をつくのもあれだなと思ったので正直に、「いないよ~」と答えてみた。
きっと優しい答えが返ってくるだろうと期待して次の言葉を待つ僕、
帰ってきた「そっか、残念だね」という言葉が二週間たっても抜けません。
やぁ、3TSドラム担当アサノです。コートを着てみたらちょっと暑かったり、パーカーだけだと寒い、なかなか難しい季節になりましたね、いかがお過ごしでしょう。
さて私事ですが10/17で22歳になりました。ありがたいことに過去1番くらいのお祝いメッセージやプレゼントを頂いて、ポカポカした気持ちになりました。本当にありがとうございます。お菓子やおつまみは美味しくいただいてますし、ファンの方から頂いたメガネクリーナーは毎日愛用しています。
ちなみに同じ誕生日の有名人の方は、元AKBの大島優子さん、俳優の松坂桃李さんなどなど。おっと急に荷が重くなってきた。
そういえば4歳の誕生日のときに、当時大阪に住んでいた僕は梅田のデパートでプレゼントを買ってもらったことがあって。詳しいことはよく覚えていないけれど、閉店時間ぎりぎりまでショッピングとかご飯を食べたりしていた。
(今はどうか知らないけれど)そういったデパートの閉店間際って、店員さんが出口の辺りに沢山並んでて、「ありがとうございました」と言いながら我々客のお見送りをしてくれる。
これを当時のガキアサノは、自分の誕生日をお祝いしてくれるために店員さんが並んでくれているのだと勘違いしまして。店員さんに言い放ったんです。
「僕のためにありがとうございます!!!」
めでたい奴…。
でも根本的な気持ちは変わってないのかもしれない。
誕生日を迎えても大して何もないなんて言う人がいるけれど、僕は未だにワクワクするし、プレゼントが欲しいし、何かしらの大きな区切りだなと思う。
22歳の目標は、「一日の密度を濃くしよう」。
何もできなかった~っていう日を一日でも少なくしたい。決してそれはいろんなところに出かけたり、お酒を飲んだりするだけではなくて、筋トレしたりランニングしたり、料理してみたりと、無駄遣いしてきた時間を自分に投資していきたいなという気持ちでございます。大人になりたいのです。
最近大学の友達と飲みに行くようになって。様々な会話をした中で、感受性豊かな友人に強いあこがれを抱いて。様々な刺激や経験を自分の中に蓄積させた結果なのだろうか。僕もそんな人間でありたい。
自分は天才でもカリスマでもイケメンでもない。インフルエンサーでもない。わかっているけど未だに心のどこかで見栄を張りたくなる自分がいる。でも背伸びしたらすぐに崩れるし、メッキも虚勢もすぐに剥がれる。高校時代の失敗を生かそうとして大学に入学し新しいコミュニティのなかでできるだけ口数を少なくして生きていこうとしても、お酒を飲んだときにガードが下がって、自分語り大好きおじさんであることがばれてしまった気がする。
そんな不器用なアサノを見捨てずにいてくれる人たちに少しでも恩返しできたらと思います。
ちなみに大人になるための一環でこのブログはベローチェで書いています。
スモールステップ。
それではまた。
お読みいただきありがとうございました。
https://www.instagram.com/3ts_official/
浴衣にまつわるエトセトラ
この間電車に乗っていたら、運よく座席が空いていた。
優先席じゃないけれど三人掛けのシート。朝も早かったから少し寝ようと思って端っこの寄っかかれる席に腰を下ろす。
すると次の駅で10代くらいの女性が二人乗ってきて、座席を探してこちらの方に近づいてきて、ついには自分の目の前にやってきた。
向かいの座席は埋まっていたから、座るとしたら僕のいる三人掛けシート。
流石に詰めないとなと思い、荷物をできるだけコンパクトにまとめてみる。
するとその女性二人組は僕の顔をちらっと見たかと思うと、吊革に手をかけてその場で談笑しはじめた。
ポツンと空いた二席。明らかに座るのを避けている…。
あっ、これ俺が悪い?
やぁ、3TSドラムのアサノです。
早いもので8月も後半に差し掛かろうというところ。
世間はオリンピックからのコロナの感染拡大で、またまたステイホーム。今日は日課のランニングをしていた途中、道路に東京都のトレーラー車。
「これで最後のステイホームにしよう」
なんか彼女にひたすら借金して、「これで最後だから!」っていって金借りるヒモ彼氏みたいだね。知らんけど。
僕はとりあえず不要不急の移動はしないでいます。
まさか二年連続つまんない夏休みになるとは思ってなかったから、本当に残念。
今年こそは、ドライブに行って、海に行ってやきそばとか焼きトウモロコシ食べたり、そのままビーチでナンパしてみたり、サークルの友達とかとBBQしたいなと思っていた。
妄想のなかだったらなんでもできるね!!!
実際は女の人に話しかけれないし、サークルの友達誘う勇気ないもんね!!!
なんなら免許持ってないもんね!!!
そういえばこないだライブの帰りに終電に乗っていたら、チャラそうな男の人が車内の女の人をナンパして、そのまま2人、駅のホームに消えていったんよね。それを見て、「なるほどこの手があったか…」と思った僕を誰か救ってくれ。
でもなんだかんだ一番は
「花火大会に行きたい!」
それはきっと、花火大会には楽しかった思い出しかないからだと思う。
子どもの頃は家族で見に行ったり、祖父母の家の屋上で親族総出で枝豆とスイカをつまみながら「たーまやー!!」って言ってみたり。
高校生のときは、学校の夏期講習のときにノリで友達を誘ったら女子がみんな浴衣着てきてくれたり、逆に男9人で行ったときは俺だけ甚平を着て行っていじられたり。
地元の水泳クラブの友達と行ったときは、後輩が気づいたらナンパされてたり。
花火大会は勿論花火がすごくきれいだから感動するってのもあるし、そこに集まる人が浴衣だったり、うちわだったり、サンダルだったりそういったもので空間を楽しんで共有している感覚がする。
昼間は滅茶苦茶暑かったのに、
日が沈むとなんかいい風が吹く土手。
たまに香る鉄板焼きのにおい。
道端に捨てられているゴムの切れたヨーヨー。
でも何より、花火大会って必ず仲のいい誰かと一緒に行っていたんだよなって。
そんで「次は彼女作って絶対見に来てやる」
っていう負け犬の遠吠えをみんなが優しく聞いてくれたり(または同調してくれたり)、
買いすぎた焼き鳥をみんなタッパーに入れて
持ち帰ったり、人込みを避けようとして細い路地に入ったらかえって迷子になったり。
くだらない話や他愛のない話をしながら、
「今日の花火きれいだったね〜」って余韻に浸ったり。
そんな誰かといる空間が愛おしくて仕方がないのだなぁと思った。
来年こそ…。
なんかもうあまり期待はしていないけれど。
そのときは高校生のときみたいに誰か誘ってみようかな。断らないでね。
それでは、また。
是非バンドのTwitterのフォローを。
ドラム アサノ