浴衣にまつわるエトセトラ
この間電車に乗っていたら、運よく座席が空いていた。
優先席じゃないけれど三人掛けのシート。朝も早かったから少し寝ようと思って端っこの寄っかかれる席に腰を下ろす。
すると次の駅で10代くらいの女性が二人乗ってきて、座席を探してこちらの方に近づいてきて、ついには自分の目の前にやってきた。
向かいの座席は埋まっていたから、座るとしたら僕のいる三人掛けシート。
流石に詰めないとなと思い、荷物をできるだけコンパクトにまとめてみる。
するとその女性二人組は僕の顔をちらっと見たかと思うと、吊革に手をかけてその場で談笑しはじめた。
ポツンと空いた二席。明らかに座るのを避けている…。
あっ、これ俺が悪い?
やぁ、3TSドラムのアサノです。
早いもので8月も後半に差し掛かろうというところ。
世間はオリンピックからのコロナの感染拡大で、またまたステイホーム。今日は日課のランニングをしていた途中、道路に東京都のトレーラー車。
「これで最後のステイホームにしよう」
なんか彼女にひたすら借金して、「これで最後だから!」っていって金借りるヒモ彼氏みたいだね。知らんけど。
僕はとりあえず不要不急の移動はしないでいます。
まさか二年連続つまんない夏休みになるとは思ってなかったから、本当に残念。
今年こそは、ドライブに行って、海に行ってやきそばとか焼きトウモロコシ食べたり、そのままビーチでナンパしてみたり、サークルの友達とかとBBQしたいなと思っていた。
妄想のなかだったらなんでもできるね!!!
実際は女の人に話しかけれないし、サークルの友達誘う勇気ないもんね!!!
なんなら免許持ってないもんね!!!
そういえばこないだライブの帰りに終電に乗っていたら、チャラそうな男の人が車内の女の人をナンパして、そのまま2人、駅のホームに消えていったんよね。それを見て、「なるほどこの手があったか…」と思った僕を誰か救ってくれ。
でもなんだかんだ一番は
「花火大会に行きたい!」
それはきっと、花火大会には楽しかった思い出しかないからだと思う。
子どもの頃は家族で見に行ったり、祖父母の家の屋上で親族総出で枝豆とスイカをつまみながら「たーまやー!!」って言ってみたり。
高校生のときは、学校の夏期講習のときにノリで友達を誘ったら女子がみんな浴衣着てきてくれたり、逆に男9人で行ったときは俺だけ甚平を着て行っていじられたり。
地元の水泳クラブの友達と行ったときは、後輩が気づいたらナンパされてたり。
花火大会は勿論花火がすごくきれいだから感動するってのもあるし、そこに集まる人が浴衣だったり、うちわだったり、サンダルだったりそういったもので空間を楽しんで共有している感覚がする。
昼間は滅茶苦茶暑かったのに、
日が沈むとなんかいい風が吹く土手。
たまに香る鉄板焼きのにおい。
道端に捨てられているゴムの切れたヨーヨー。
でも何より、花火大会って必ず仲のいい誰かと一緒に行っていたんだよなって。
そんで「次は彼女作って絶対見に来てやる」
っていう負け犬の遠吠えをみんなが優しく聞いてくれたり(または同調してくれたり)、
買いすぎた焼き鳥をみんなタッパーに入れて
持ち帰ったり、人込みを避けようとして細い路地に入ったらかえって迷子になったり。
くだらない話や他愛のない話をしながら、
「今日の花火きれいだったね〜」って余韻に浸ったり。
そんな誰かといる空間が愛おしくて仕方がないのだなぁと思った。
来年こそ…。
なんかもうあまり期待はしていないけれど。
そのときは高校生のときみたいに誰か誘ってみようかな。断らないでね。
それでは、また。
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ドラム アサノ