一瞬の時間が永遠になる
コロナが若干落ち着いて、久々に飲み会などに行けるようになった昨今。それに乗っかる形で僕も久々に高校時代の友人数人と飲みに行きまして。それぞれみんなが大人になりつつも、
高校時代のノリとテンションは相変わらずでついついお酒が進む。
男梅サワー、角ハイボール、レモンサワー…このコロナ禍の家飲みでレギュラーとなったお酒たちを昔話を肴に体に流しこむアサノ。日本中に散り散りになる仲間たちとの再開を祈りながら家路につく上野駅。時計の針は23時30分。
ここで覚えていただきたい。そもそも僕は大人数の飲み会が基本的に嫌いで、少人数でしっぽり飲む飲み会が好き。そしてそんなにお酒が強くない。あと飲むと強烈な睡魔に襲われるタイプ。
(二年前のサークルの冬合宿、初日の飲み会をすぐに抜けだしたのはこれが理由。)
そして想像してほしい。目を開けたときに飛び込んできた車内の電光掲示板の「まもなく取手」を解釈しきったときの僕の絶望感を。
それから二週間が経過した昨日の終電。僕は何故か車掌さんの声で目を覚ました。
見慣れない「松戸」と名乗る真っ暗な街に降り立って覚えた感情は、絶望ではなく
「よかった、タクシー圏内だ」という安堵感でした。
やぁ、3TSドラム担当アサノです。ここ最近はライムシロップスとHollowBugという偉大な先輩たちのレコ発ライブにお邪魔させていただき、両バンドの晴れの舞台に貢献すべく全力のライブをぶちかましてきたところでございます。
いやー楽しかった。久しぶりの再会があったのも良かったし、お酒が美味しかったのもあるんだけれど、
(ライムシロップスのレコ発でコーラで割ったイエーガーをショットで二杯飲んで、バーカンに駆け込んでお水をもらい、そのままトイレにこもったのは秘密。ホロバグのレコ発ではめちゃ飲みやすいシャンパンをお裾分けしてもらいました!ごちそうさまです!!)
何しろ対バンがみーんないいの。
大会とかコンクールとかみたいな上手い下手で評価されるようなの次元じゃなくて。上手いのは当たり前の上で、それぞれのバンドがホストへのリスペクトを込めながら個性を爆発させてお客さんの心と体をワクワクさせる空間を作り出す。なんて贅沢な空間だったことか…そしてそれのなんと美しいことか…!!
次のライブがまさに僕ら主催の「レコ発」ライブなので、そんな幸せな空間をぜひとも作り上げたいなと思っております。ライブハウスほとんど来たことがなかったり、ロックなんか聴か〜ないなんていうそこのあなたにもぜひ見に来てほしいです。陰でアサノのこと嫌いだと思っているあなたにも言ってます。ぜひとも。
さて少し種明かしを。
僕は大人数の飲み会が「基本的に」嫌いって書いたと思う。でもライブの打ち上げっていろんなバンドがいるから、自然と10何人とかで乾杯になる。一般的には大人数っていう部類に入ると思う。でもそれは結構好きで。
それは何故か。端的に言うと「本音でみんな喋ってくれるから」だと思う。
今後バンドをどうやって進めていくべきかだったり、どうやってプロモーションしていくべきだったり、その日すごいカッコよかったバンドの方と話して、どんなことを意識しているのかや、自分たちに足りないことを指摘してもらったり。
ただひたすら褒め合ったりするのではなくて、お酒を交わして滲み出る本音やアドバイスやダメ出しから何かを学んでいけたらいい。何よりそうやっていろいろ言ってくれる人の方が信用できる。
大人数で「ただお酒を飲む」、「ただ身の上話を聞いて全体回して余力があったら気になる女の子を口説こうと試みる」より充実してていいななんて思うようになった。
(僕が大学一年生のときにトラウマになっている某軽音サークルの飲み会がまさにそれだった。)
ただそれだけの話です。今まではブログでこうやって本音を言うだけの卑怯な人間だったけれど、最近は少しづつだけど本音を口に出してしっかり伝えられるようにもなったかもしれん。
ということで(?)、12/16みんな空けておいてね☆
お読みくださりありがとうございました。
ドラム アサノ