頭の中のガラクタ

3 Tone Sunburstドラム担当アサノによる、究極の独り言コンテンツ。更新は不定期。取るに足らない思考を垂れ流しています。

慢性青春病棟にて

慢性青春病が再発した。

 

おかしな話である。

大分今の生活が馴染み、明日はあれをしなくては、1週間後に向けてこれをしなくてはと考え前に進む日々の中。いかに家に帰ってから寝るまでの数時間にやりたいことを詰め込めるかの勝負をしている真っ最中。

 

大人の階段を不本意ながら登っているとも思う。

この間人生初めてクレジットカード決済なるものを行った。

最近帰りの電車でいつも御茶ノ水のあたりからの記憶がなく、気づけば最寄りの一駅前になっていることがある。

この間行った美容室で「肩めっちゃ張ってますよ?この間はそんなことなかったのに。疲れてます?」と言われた。

何なら次の休みのために仕事を頑張っているような気がする。

 

もう直ぐ後輩が増えることに戦々恐々としている3月9日。あの曲の日だと気づいたのが当日の20時過ぎ。弾き語りでも録ってインスタに上げようかと思ったけれどそもそもそんなスペックないし、それをみられて陰で「大したことないのにこれ見よがしに載せてるのなんかダサいよね」って思われそうでやめた。才能がなくてよかった。才能があったらすぐにやって次の日の朝にすごく嫌な気持ちになるパターンだ。

 

3月9日

3月9日

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話が大きく逸れて歪んでしまった。元に戻さなくては。

 

なぜ慢性青春病が再発したか。理由は大きく二つである。

 

第一の要因は

「ぼっち・ざ・ろっく!」である。

 

ぼっち・ざ・ろっく! | アニメ動画見放題 | dアニメストア

 

クレカを作って決済したというのもアマプラでそれが観たかったからなのだけれど。

去年の年末くらいに大学の友達から「アニメ見てないなら見たほうがいい、アサノなら刺さる」とおすすめしてもらい無事この有様である。

 

観たことがない人に簡単に説明するなら、超コミュ障、超ギター上手い高校一年生のギタリストがあるきっかけでバンドを組み、ライブハウスに出て成長していくみたいなそんなストーリー。

 

面白い話はしたいし、もっと距離を詰めてくだらない話とかパーソナルで下世話な話がしたいけどそもそもどうやって仲良くなればいいかわからない。

そして誰も傷つけないような取るに足りない、自分でもわかるようなつまらない話に終始し、仕舞いにはコミュニケーションを諦めてしまう。

 

そんな最近の自分と主人公の姿をどこか照らし合わせてしまうところがあって、一話目からズブズブにハマっていった。ぜひ観てみてください。(今更)

 

極力ネタバレしないように気をつけるけれど、終盤で「文化祭ライブ」に出るみたいな一幕があって。(もうこの時点で相当なネタバレ)

人前が苦手な主人公が出会った仲間に支えられて立つステージ、演奏。

そして何よりモノローグで綴られる主人公の感情の機微。決意。

23歳のおじさん、震え立つ、自部屋の中央にて。

 

 

全て見終わったあと、僕は急いで3TSの昔の動画を漁った。もう何度も書いている気がする例の人生のピーク、高校2年生のときの文化祭のライブ映像。当時最新曲だった「前前前世」を全然叩けていないけれど披露して、会場が爆揺れしているその映像である。

強調するけどめちゃくちゃ下手である。でもその音源を聴いて鳥肌が立ってしまった。久しぶりに当時の気持ちを思い出してしまった。

 

狂うように当時聴いていたKANA-BOONKEYTALKを聴き、最終的にはアジカンで果て、無事に御茶ノ水で意識を飛ばした。

転がる岩、君に朝が降る

転がる岩、君に朝が降る

江ノ島エスカー

江ノ島エスカー

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でもこれだけだったら、多分「懐かしい」だけで済んだ。

 

トドメを刺した二つ目の要因。それが後輩の卒業ライブ。

初めから結局最後まで観させていただいた。

 

スタートギリギリにライブハウスに入り、見知った顔に再開を告げると毎年その年の卒業生の紹介VTRが流れるオープニングに突入。

 

一人一人が紹介されるとそれに合わせて歓声が上がる。

それを聴いていると、「あっこの子幽霊サークル員だな」と判別できる残酷な縮図をまざまざと見せつけられ、そしてある要因によって徐々に膝から崩れそうになる感覚を覚える。

 

それが「この一年で私が失ったもの、そのもの」を目の前で見ているからだと気づくのには時間がかからなかった。同期の友達と「若いね…」と何度言い合ったことか。

 

今までありがたいことに色々なライブハウスのステージに立たせていただいたけれど、去年の卒業ライブでのステージからの光景は特に印象に残っていた、いやこびりついていた。

なんだかんだわちゃわちゃしているのが好きだったし、オールの飲み会は好きじゃなかったけれど、向井秀徳の“CHE.R.RY"がヤバいっていう話で盛り上がったりみんなで上手い下手を気にせずに歌ったりしていた記憶を思い出すと、幸せだったなと思う。

 

でもそれが戻ってこないことを改めて突きつけられるような時間だった。

 

そんなことを考えてしまうライブでした。

今日(3/9)はその余韻で仕事行きたくなかったわ!!

後輩一人一人みんなキラキラしておりました。かっこよかったです。

ご卒業おめでとうございます。

 

戻ってこないとわかっているからこそ見返したくなる思い出を、叶わないとわかっていながらも求めていた理想を見つけ、一人では抱えきれなくなり、パソコンをカチカチしてしまいました。

千の夜をこえて

千の夜をこえて

正しくなれない

正しくなれない

  • ずっと真夜中でいいのに。
  • ロック
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ガラスのブルース

ガラスのブルース

ふとなんで大人になりたがらない人が一定数いるのかな、という疑問への自分なりの結論が出た。

 

夢が見辛くなるからだ。

 

Creepy Nutsじゃなけれど、小さい頃は自分はものすごい力があってみんなデカレンジャーにでもプリキュアにでも、シナモロールにも電車にもなれた。

でも歳を重ねるごとに自分よりも優れた人間に巡り会ったりすることで世間を知る。自分の体力、学力、才能の限界を知る。

そして金銭的な現実を知る。時間的な制約を知る。

 

 

でも夢を見てはいけないわけではない。道が険しくなって目標が霞むだけであって、進み続けることで何かがあるかもしれない。そしてその「かもしれない」にしがみついていくための原動力が思い出であり、青春時代の絵空事であると思う。

 

そう思うと慢性青春病も悪くはない。

 

早く桜が咲いてほしい。職場から少し歩けば目黒川。1年戦った自分を労い、お花見をしよう。友達も誘ってみよう。

 

そんなことをぼんやり思っている3月10日でした。

 

お読みいただきありがとうございます。

人として

人として

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ドラム アサノ

 

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オブリビエイト

今更の話になるけれど、ポケモンってやっぱり面白い。

 

去年の11月ごろにポケモンの新作、「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット(以降ポケモンSVとする)」が発売になったのだが、僕も久々にポケモンのゲームを購入しまして。

(以下軽いネタバレ注意)

 

 

約10年間ポケモンのゲームに触れず、その間の変遷に関して何も知らない、浦島太郎状態でポケモンSVを遊んだ瞬間の衝撃。

 

圧倒的ボリューム。圧倒的画質。圧倒的ストーリーの良さ。あっと驚くエドシーラン。

いやぁすごいゲームを買ってしまった。ショートケーキのイチゴが最後まで食べられないかのように、コンテンツを終わらせたくなくて未だに二周目のジム戦をせずに放置してしまっている。(面倒だからではない。)

 

Celestial

Celestial

  • エド・シーラン
  • ポップ
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僕がポケモンを買ったのにはいくつかの理由があって。

そのうちの一つに子どもとの話のネタづくりっていうのがある。職場にくる子どもたちとか、小3の従兄弟とかはポケモンが大好きで色んな話をしてくれる。それについていけないのは困るなって思ったので。

 

 

では実践です。

 

 

こども「〜タウンのジムリーダーの〇〇が出してくる☆☆強くなかった?」

アサノ「…うん、強かったね。」

 

 

 

覚えてねぇのである。

いや、覚えられないの方が正しいかもしれない。

 

 

子供の頃から遊んだ「ポケットモンスター・ダイヤモンド」のジムリーダーのいた街・使ってくるタイプ・エースのポケモンは今でもとてもよく覚えている。だからこういうポケモンの知識は覚えやすいものだと思っていたのだけれど、全然そんなことない。ゲームをしているはずがテスト勉強になっている。

 

ダイヤモンド

ダイヤモンド

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とまぁ記憶のメカニズムって本当に不思議なものだと感じる。全く覚えていないもの・すごくよく覚えているもの。ものすごく定着している大していらない情報・心の底から大事したいのに忘れてしまっている感情。

 

 

そういえば何かのテレビ番組で見たのだけれど、人間は特に嫌なこと・悲しいことの記憶をよく覚えている生き物らしい。

それは一種の防衛本能的なもので、我々は二度と同じ状況を繰り返さないようにするために、話のシチュエーション・光景などの周囲のあらゆる情報を収集し、それを記録して備えるのだそうだ。

 

そう思うと何の前触れもなく昔の嫌だったこと、忘れたい失敗を鮮明に思い出してしまうことにも納得がつく。

 

スタートダッシュで大きく出遅れ、その後中高6年間沈没する原因となったであろう1年3組の教室。特に英語と国語の授業。

観覧車事変。漫画喫茶。

クソッタレ当たり屋。

大学1年時の英語の授業での逆ギレ事件。

 

今この文章を書いているだけでも押しつぶされそうになるのだが、こういった記憶が急に襲ってきて、朝方に公共の場で無意識に「疲れた」「もうやめてくれ」と口に出してしまうことがある。タチが悪いのは、一度思い出すとしまい込もうとしても、まるで桐のタンスのように次々と記憶の棚が開いていってしまうこと。

 

私はただ何よりもこの光景から逃げたいのに、逃げるために思い出さないといけないという皮肉。

 

こういう嫌だったことを忘れるためには紙に書くといいらしい。だから私はここに書き出すことにしてみた。何年も前のことを引きずってしまう私がこれで少しでも前を向ければ。メンタル激弱なので。

 

ばかばっか

ばかばっか

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記憶と五感の結びつきもすごいメカニズムだと思う。

匂いで一定の状況とか人を思い出したりするっていうのはよく聞く話だし、体を動かしながら勉強するという暗記法も有名だと思う。

 

でも音楽好きとしては聴覚と記憶、特に音楽を聴いているだけなのに特定の感情とか、光景が浮かび上がってくることが往々にあることが面白いなって感じる。

 

例えばPUNPEEの「MODERN TIMES」という名盤があるのだが。

MODERN TIMES

MODERN TIMES

  • PUNPEE
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2444

このアルバムを大学2年生のときに狂ったように聴いていて。あれから3年経つけれど再生ボタンを押すたびに国立競技場とか、千駄ヶ谷のあたりを散歩していたときに耳に届いた新しい衝撃を鮮明に思い出したりする。

 

 

あとは先日登った高尾山。リフトで登っていくときに流れていた”Isn't She Lovely"がどこかしっくりきてしまい、「高尾山=スティーヴィー・ワンダー」という奇妙な等式が自分の中で成立してしまった。ハーモニカの音色に合わせて浮かび上がる青空と自然。

Isn't She Lovely

Isn't She Lovely

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あとは僕がこの世で一番好きな曲なんだけど、tofubeatsの「水星(feat.オノマトペ大臣)」。イントロのピアノ、シンセからもう夜のキラキラした、でもちょっと危うい感じの雰囲気が浮かび上がるのです。

水星 (feat. オノマトペ大臣)

水星 (feat. オノマトペ大臣)

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ふとしたときに「あっ、水星聴きたい気分」となって必ず再生し、「間違いなかった」となる。その積み重ねもあってか毎年Apple Musicの個人的な年間プレイリストに入ってくるこの曲。

 

 

 

1年前にそんな年間プレイリストを聴きながら徒歩で帰っている最中に突如として強烈な腹痛が。周囲は住宅地。コンビニどころか公園もない。ひたすら歩き、トイレを探している僕。焦り、痛み、苦痛。

 

 

 

そんなときにイヤホンから流れてきたのは耳馴染みのある、あの優しく、危うい感じのピアノ、シンセ。

 

 

 

人間は嫌なことの記憶をよく覚えている生き物らしい。

 

 

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広尾駅1番線ホーム

話は10月に遡る。

その日はオリオン座流星群がピークを迎えるそんな夜。もしかしたら着信音が鳴るかもしれないスマホの感触をポケットに確かめながら、河原で一瞬の天体ショーを待っていた。

 

10分。15分。

変化はない。動いたと思ったものは飛行機。もしくはヘリコプター。期待させないでほしい。

 

20分。粘ったけれど、ここまで。ウェザーニュースによるとその日は観測の大チャンスだったらしい。でも残念ながら見ることができなかった。携帯も鳴らず。10%の電池残量。

 

帰路に着く道すがら、「今僕が河原から去ったその瞬間に星が流れてるんだろうな」と考えていた。

 

自分が見られなかったことは運命的に仕組まれたのではないか。

そんなことを少しでも感じてしまった自分に、恥ずかしさを感じた。

 

星間飛行

星間飛行

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この間23時くらいにコンビニに立ち寄ったら、自分を除く客がみんなカップルだったことがあった。なんかみんな幸せそうだなと感じた。

 

でもなんでそれが幸せな光景と捉えられるのだろうと思考を巡らす。

もしこの光景が誰にでも、人類万人にとって普遍的なものであったら特別な、幸せなものではなくなる。極論当たり前じゃん、何言ってんだよという話になる。

 

つまり異なる境遇である自分がそこに存在するからこそ、即ち劣悪な例外がいるからこそ優良たる周囲が幸せ、恵まれていると定義されうるのだと。(何が誰にとって幸せか不幸せかという議論は一旦置いておいて。)

 

自分をもっと磨きなさい、もっと行動しなさいということを気づかせるために仕組まれたイベントなのかなと解釈して手に取るぶどうジュース。

 

「自分を買い被りすぎ。悲劇のヒロイン面?」

 

刹那、またやってしまったと恥ずかしくなりそそくさと138円を払って店を出る。

 

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とまぁ自分の置かれている境遇とか、行動が何か大きな意味を含んでいたり、近い未来に影響をもたらすのではないかと妄想に耽ってしまうことがある。

 

そして意外とそれは自分だけじゃないとも思っている。

例えばこないだのサッカーW杯。Abemaの素晴らしい計らいもあって個人的に今までで1番面白い、印象に残ったものだった。

日本代表、お疲れ様でした。「アサノ」違いで4年後招集されてもいいようにしておきます。

 

 

そんな日本代表戦の日、SNSで「私が見ないと日本代表は勝っているので今日も見ません」とか、「見たら負けてしまう気がする」なんていう書き込みを見た。

それを見て、同類だ。って思ってしまった。

 

「そんなことが勝敗の要素になるわけないじゃん」って思う人もいるかもしれない。でも「Aさんが試合を見ず、日本が勝った」という現実に対して、「Aさんが試合を見て日本が勝った」という世界線を見ることはできない。

ワームホールを使ってパラレルワールドでその世界線が実現されていた場合どうなっていたか、誰か教えてほしい。

 

自分自身が自分にとって運命の神様、女神でありたいと思う人はきっと少なからずいると思う。自分の行き先くらい自分の行動に、言霊に結びついていてほしい。そしてその行き先が幸せな場所であってほしい。そう信じないと進めない。

 

ただ実際にそんなことを口に出すと、やっぱり恥ずかしいから、痛々しいから。多分それだけ。どうかそうであってほしい。

願望多いな。

 

夜に数えて

夜に数えて

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昨年のクリスマスはしっかり仕事をしていました。六本木で乗り降りする人の多さに驚きつつ電車に揺られ、「20cmくらいいずれ報われるだろ、そうじゃないとやってけない」と思っていた。

 

"いいこと"の単位を長さで表現するのはいかがなものか、ブログで書けるかなと思いながら迎えた年末。

 

急に友人からのLINE通知で街へ繰り出しそのまま12/31の23時、初詣をしようとごった返す浅草寺

 

何気なく空を見た瞬間、一瞬「ツー」っと光の線が伸びる。

ドラマみたいだなと思った。20cmどころじゃなく1kmくらい報われた気がした。

 

星に願いを

星に願いを

 

今日は成人の日なんですね。

ということはこのブログもまた1年重ね、続けてこれたということ。

今年も自分なりのペースでゆっくり書いていくので見守ってもらえると嬉しいです。

 

今年もよろしくね〜

 

ドラム アサノ

わざと息吐く白い街

手遊び歌を職場で歌うことが増えた。

 

たとえば「とんとんとんとんひげじいさん〜」とか、「きらきら星」とか。そんな曲そういえばあったよなって思い返す。「おかあさんといっしょ」をよく見ていた気がするから尚更懐かしい。

 

こないだは子供たちと「幸せなら手をたたこう」を一緒に歌っていた。意外と歌詞も覚えているもの。

 

幸せなら手をたたこう

幸せなら手をたたこう

幸せなら態度で示そうよ

ほらみんなで手をたたこう

 

この歌詞が問題なのだ。

 

僕はどうしても3行目が気になって仕方がない。

子ども向けのハッピーな曲の雰囲気に紛れ込む違和感。

 

だって「態度で示そう」だよ。なんかこういうのって怒られたときに言われる言葉な気がする。「アサノ、態度で示せよ!」って言われるとなんか「すいませんでした」って言いたくなる。

 

ちなみに原文は

If you're happy and you know it, then your face will surely show it.

ということらしい。

僕の英検二級落ちた英語力からすると、「もしあなたが幸せなら、表情がそれを確かに示すだろう。」という直訳だろうか。

 

原文は態度ってよりかは表情みたいなニュアンス(表情も態度のうちって言われれば確かにそうかもしれん。)。しかも「示そうよ」と促しているのではなく「幸せって内から外へ滲み出てくるよね」みたいな現象の説明に終始している。

本当に不思議な訳だなって思う。

 

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そういえば結構前にメンバーとBon Joviの有名曲の話をしていて。

Bon Joviで有名なのって「禁じられた愛」とかだよね、と話すVoタカシマ。

 

それを聞いて、何その曲って思ったんだよね。

Bon Joviは図書館でCDを借りたり、YouTubeで有名どころは押さえているつもりだった。でもそのタイトルを聞いてもどんな曲か全くピンとこない。

 

改めてApple Musicで調べて聴いてみると

”You give love a bad name"。

 

超有名曲。何がどうしてそうなった。

禁じられた愛

禁じられた愛

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でもまぁ、邦題が全然変わることなんてよくあるし。百歩譲ってそれは納得できた。

ほら映画の「ワイルド・スピード」って原題は"The Fast and the Furious"でしょ?

邦題の方がなんかカッコいいじゃん。

 

でも納得できないことがあって。

Bon Joviの有名曲といえば、

"Livin'On A Prayer"

を思い浮かべる人も多いと思うんだけど。

出典はUNIVERSAL MUSIC JAPANのサイトからです。

 

まさかの「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」。まんま。嘘やん。サボった?

 

あと、"Runaway"っていう曲。イントロのシンセからカッコよくて仕方ない曲なんだけれどこの曲の邦題は「夜明けのランナウェイ」。

 

「夜明け」どこから引っ張ってきたんだ。

夜明けのランナウェイ

夜明けのランナウェイ

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とまぁそういう表記というか、表現のバランスの悪さが時に気になってしまう。

 

他にはこないだ見た商店街の「X'mas 福引セール」の表記。

わざわざクリスマスを英語で、

そのうえ、”Christmas”じゃなくて、”X’mas”。

その後に「福引」とくると西洋の煌びやかな景色、サンタのソリがやってくるときの鈴の音が、「大当たり〜」の鈴の音に変わり規模が急に小さくなる感じがする。

 

 

 

とまぁここまでそんなバランスの話をしてきたが、そんなことが気になってしょうがない僕自身のバランス感覚みたいなものは全くないのである。

 

何かを話そうとするとタイミングが人と被ってしまったり、明らかに死んだ話題を無闇に掘り起こしてそのまま自分も一緒に死んでしまったり。人との距離の詰め方が苦手だったり、誰かと誰かを繋ぎ止めるいわゆるバランサーみたいな人間には絶対になれないと思う。

こないだ別の事業所で働いている同期が自分の職場にヘルプで来てくれたんだけれど、先輩とその同期の間に入って話するの難しすぎて心が折れかけた。

もぅマヂ無理。マリカしょ・・。

 

 

最近ライブハウスとかでも初対面のバンドマンにほとんど話しかけることができない。何なら鎖国状態。相手に関心を持ってもらえるようにしながら、自分も話していて多少楽しい話題のちょうどいいものが見当たらない。

 

一番タチが悪いのは、何かに特化しているわけでもないということ。そしてそれを自分自身がいちばんわかっているのにも関わらず何も工夫をしないこと。

 

益々崩れていくバランス。

何とかしないとと思うんだけれど結局思うだけで、そんなことをしているうちに街が煌めき出す、そんな季節になってしまった。

 

多分バランスが悪いものが目についてそれに心惹かれるのは、どうしようもないほどバランスが取れない自分を慰めてくれるような存在に、そういったものが見えているからなのかも知れない。

 

 

これを書いているのが、深夜2時。

手始めに睡眠と生活のバランスを整えたほうがよさそう。

 

 

ではまた。

ドラム アサノ

 

生活リズム

生活リズム

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じゃじゃ馬根性

坂がある。

 

と言っても決して「今自分の置かれている環境が平坦ではなく、常に踏ん張っていないと落っこちてしまいそうだ!!」みたいな意識高い系の内面一人語り比喩ではない。なんなら仕事・休み・バンドみたいな毎日をぐるぐるしているのでむしろ平坦な毎日に思えている。

 

とにかく地元に物理的に坂があるのだ。隣町に行くときとか、好きなスーパー銭湯に行くときはこの坂を登り、川にかかる橋を自転車で漕いで行かないとならない。

 

この間隣町の図書館から帰る途中、土手に差し掛かるとちょうど夕方。静かな川の流れとオレンジの空気がそこに広がる。それだけで心が揺れ動くのに、まるでドラマの演出のように制服を着たカップルが手を繋いで目の前を通り過ぎていく。

僕の思い描き、求めた青春の全てが、いわば青春像がそこにあった。

 

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この気持ちの行き場をどうにかしたいと思った僕は例の坂道を自転車で思いっきり駆け降りることにした。そこそこ自信のある足の力をフル活用し、ペダルを踏み込むと順当にスピードが上がる。そのまま飛んでいけるかのような気持ちの高揚と共に、僕は足をゆっくりと横に広げる。さながら漫画のワンシーンのようだ!と思ったその瞬間。

 

鈍痛。

太ももに「これ以上やったら攣るぞ」と言わんばかりに走る痛み。さっと閉じる足。

危うくあの世へ飛んでいくところだった。

 

だから若い人しかこういうことしないんだな。

「年相応」の線引きがわかってきた23歳の秋です。

BLUE

BLUE

  • ポルカドットスティングレイ
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個人的なことだが、10/17に23歳の誕生日を迎えた。

お祝いをくれた人ありがとうございました。まだの人、今からでも大丈夫です。困ったらアマギフでいいんですよ?10000円分くれてもいいんですよ?

 

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23歳って改めて考えるとなかなかのところまで来てしまったな、という感じがする。人によっては新卒一年目の年齢だからそうは思わないかも知れないけれど。

 

でも多分僕がなかなかのところまで来たなと感じるのは、いくつか理由が有って。例えば一つ挙げるなら、それは自分よりも年下の人たちがどんどん世の中で活躍し始め、焦燥感を覚えていること。

 

僕の好きな日向坂46はつい最近、新メンバーとして4期生が12人加わった。(メンバー増えたけど今後も全員選抜できるのかみたいな不安は一旦置いておく。)

その最年少メンバー、渡辺莉奈さんはなんと2009年生まれ。10個下の子が応援しているグループに入ってくるのは正直言って事件。何なら4期生応援したいけれどあまりにも年下すぎて、法に抵触しないか心配。

 

ライブハウスでも前までは僕らが一番年下のことが多かったのに、気がつくと年下のバンドの方は多いなんてこともざらに起こるようになってきた。(こないだは僕ら入れないで残り半分が年下のバンドだった。めちゃくちゃかっこよかったけれど悔しい。)

 

ブルーベリー&ラズベリー

ブルーベリー&ラズベリー

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自分ってここから成長して、マシな人間になれるのかなとも思う。

 

まず体が大分衰えている。

ストレッチを入念にしないと十分に体が動かなくなってる。家系ラーメンを食べた翌日は確実に腹をくだす。

 

そして内面も。

こないだ先輩に飲みに誘ってもらって。緊張しまくってめちゃくちゃ飲んでしまった。お店では全然酔わないなぁって思ったんだけれど、一人で帰っているうちに緊張の糸が切れて大学生期間でもなかったくらいに気分が悪くなってしまう。

家に帰る頃には酩酊状態。風呂場でシャワーを浴びながら寝てしまい、親に「死ぬぞ!!」とめちゃくちゃ怒られた。

 

仕事も気づけば楽な方へ楽な方へと自分を押し進めている気がするし、休みは気づけば夜になって泡と消える。

 

昔はこんな感じじゃなかったのにって思う。大学時代はもう少し判断力があって、直感が冴えていた。情報を徹底的に分析して卒論を書いていたし、論理的に思考し自分の意見やアイデアに対しては絶対的な自信を持っていた。

 

そんなことを言い出したら高校時代の方がもっと行動力があって、怖いものがなかった。人と話すのも怖くなかったし、朝も起きれた。いまだに高2がピークだと思ってる。こんなこと言い続ける僕はいい加減痛々しいだろうか。

 

23歳はもう少し成熟した自分で迎えられると思っていたから、それゆえにこのギャップに打ちひしがれている。

 

閃光

閃光

 

劇的な変化はない。

きっと30歳になったときもそう

 

なのだろうか。

 

 

この間職場にある鉄棒で遊んでみたら、あのときできなかった、(諦めていたから挑戦すらしなかった)空中逆上がりができるようになっていた。

 

会社の上司にも、「だいぶ成長したよね」と言ってもらえることが増えた。鉄棒ではない。仕事面において。

 

今日スタジオで、ずっとできなくて発狂しかけていたフレーズが少しだけ叩けるようになっていた。

 

 

20代が歳を重ねることは、挑戦に対するアプローチの多様化と同義だと思う。金銭的に比較的に余裕が出たり、筋力がついたり。経験が蓄積されていく。

 

その中で享受した小さな変化や進化を大切にしていけたら、来年は多少自分の心持ちも穏やかになっていると思う。多分マシな人間にはなれると思う。

 

青春病

青春病

  • 藤井 風
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旅行代理店でもらった北陸のパンフレットを読みながらそんなことを考えています。

 

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ではまた。

ドラム アサノ

そして何千度目かの朝が来る

「意図せずに」という経験は誰しもあると思う。

 

意図せずに言葉で人を傷つけてしまったり、その反対に誰かを勇気づけていたり。意図せずに誰かの陰口が聞こえてしまったり、Twitterを漁っているときに見ないようにしていた好きなゲームのラスボスの名前が出てきちゃったときとか。

自分の意識の範囲外にあることだから避けることは難しいのかもしれないと思いつつ、後悔はするからなんか複雑な気持ちになる。

 

なぜここまで例え話をすると暗い内容が多めになってしまうのか。

それは一旦置いておいて。

 

そんな「意図せずに」界隈の中に「電車の中で人のスマホの画面が見えてしまう」というのもあると思う。見えてしまったものは大体興味深い動画コンテンツだったり、SNSとかで咄嗟に視界から外したり、色々ある。

 

その中でも忘れられないのは、ある朝の通勤時。

本田真凜さんの笑顔の画像を何度も画面内で拡大・縮小する謎のおじさん。

 

 

あまりにも凄惨な光景を見たその日の僕は、仕事が全く捗らず1日を終えました。

 

労働讃歌

労働讃歌

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そういえば前回のブログで夏が始まったみたいなことを書いた気がするけど、更新をサボっ…休んでいた間にすっかり秋めいてしまった。またすぐに年をひとつ重ねてしまうわけだし、いかに生活がルーティン化してきたかがよく分かる。

 

後輩たちのインスタグラムを見ていると、バーベキューをしたりいかにも理想的な夏の過ごし方的なことをしていた。僕の職場は仕事柄夏休みがないので、あの卒論という概念に苦しんでいた忌々しい期間が人生最後の夏休みだったのかと思うと、尚更うんざりする。

 

「学生」という称号への羨ましさと若さへの憧れと。

まぁ大人数のバーベキューとか行ったところで隅の方でチマチマ肉食ってるだけだし、強い酒も飲めないし。そもそも誰かを海に誘う勇気も車もない、と思って今年もやり過ごした。

 

高嶺の花子さん

高嶺の花子さん

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そういえばこの間、久々に地元のお祭りがあった。

その期間だけ地元の雰囲気が浮つく感じとかがあってすごく好きで。ただでさえ治安悪いのに、めっちゃ治安悪くなる。昔からそのお祭りには参加していたからコロナ禍になって開催ができなくなったことに無念さを感じていた。

 

今年は町会のお神輿は出ないけれど、久しぶりに神社の神輿が町内を回ったとのこと。僕は仕事しててその様子は見れなかったからまた再来年。神輿は担げない代わりに3年ぶりくらいに神社の露店を見に行く。

 

仕事終わりで疲れていたから黒毛和牛とデカデカと書かれたお店のカルビ串を購入。600円。まあまあ高い。正直それが本当に和牛なのかは僕ごときの舌では判別できない。それを貪りながら神輿とお囃子の音楽に心を委ねる。日本の夏の終わりを感じながら感傷に耽るのも一興。

 

 

そのつもりだった。

 

多分それは建前で、本当はこんなこと言うのも恥ずかしいけれど、久々に昔馴染みに会いたくなったのだと思う。

 

繰り返しの中に生き続けるためにはちょっとした癒しや刺激がないといけない。それは人によっては飲み会だったり、ライブだったりするのだと思うけれど、お祭りだってその一つだ。その中でも僕にとっては自分の価値観を形成してくれた昔からのつながりに癒しを求めたくなった。

 

町内会の神輿が置いてある公園に赴くと、久しぶりに会った地元の愉快な大人の皆さんは快く僕を出迎えてくれた。

僕が成人してからのお祭りはもうコロナ禍だったから、町内会の人とお酒を飲んだりするのは多分初めて。差し出されたハイネケン。心の中で「ビール得意じゃないんだよな、しかもおつまみチョコレートかよ!!」と思いながら乾杯。

 

もうすでに何杯か飲んでて出来上がっている様子の皆さんに近況報告すると、それぞれ思い思いにやんややんやと声をかけてくれる。会話のキャッチボールはできてない。

でも昔から僕のことを知って面倒を見てくれている方が僕が今22で、(来月23になるよ!みんな祝ってね。)社会人になって、バンドもやっててっていう状況に対して嬉しそうに熱く話してくれる姿に、尋常じゃないほどの元気をもらったことは確かだと思う。

 

お土産にもらった350mlのクラフトビールは良質なつまみを手に入れたときにでも。

 

The Autumn Song

The Autumn Song

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神社の境内、混み合う露店街の片隅に多分小学校(幼稚園からの子もいたかも)の同級生がいた気がする。声はかけなかった。

話題はないし。成人式のときのトラウマが帰ってきちゃうし、仕事終わり疲れた顔のおじさんと話したい新卒の美人OLさんやイケイケメンズなんていないだろ。

 

何より僕にとってはそこに昔から知っている誰かがいてくれるだけでよかったのだと思う。うまく文章にはできていないけれど、そこにあなたがいて、僕がいるというその事実、同じだけ与えられた時間を享受してそれぞれ消費しているという事実を確認できただけで大分力をもらった。

 

 

今は0時半。明日も仕事に行く。

仕事に赴く人には色々なモチベーションがある。僕にとってはそれはもちろんライブでありサウナだったり、ゲームだったりする。

来年、次は半纏を着て神社の境内を歩き今度は昔馴染みに声をかけてみよう。多分疲れた顔というよりかは神輿担いで充実してる顔だから大丈夫だ。

今何してるのか、どんな生活を、経験を歩んできたのか、祭りにかまけて聞いてみよう。

 

そんな楽しみを持っていてもいいんじゃないかなと思っています。

 

それではまた。

アサノ

 

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巡る、巡る。

先日、といっても4月の頭のこと。

地方から上京してきた会社の同期に「なんで東京の人ってみんな急いでるの?」と聞かれた。適当なことを答えてしまったような気がするが、今思うとあのときの僕に確固たる答えなんてなかったんだなって思う。

 

通勤生活が始まって大体3ヶ月が経過した。

言われてみれば朝方のラッシュ。エスカレーターは階段ダッシュの如く人々が駆け足で上り、下っていく。こないだ僕が通勤時、なんの気もなしにエスカレーターで横のベルトを掴んでいると後ろからの強烈な圧に気がつく。思えば目の前は誰もいない。

日帰りで長野に行きました。時間が止まっているみたいでした。

 

 

ため息を一つついて、駆け降りるエスカレーター。

 

原始、東京の人々は優しかったのかもしれない。

朝寝坊してしまった人は走らざるを得ない。あの人大変そう。走りやすい環境を作ってあげなきゃかな。そしたら私も走った方がいいのかな。

 

周りの人が走っている。そしたら邪魔にならないように僕も走らないと。

あの人たちみんな走っている。じゃあ僕も走らないと。

みんな走っている。なんであの人は走っていないの?

 

優しさが当たり前になる。当たり前は暗黙の了解になる。暗黙の了解を逸脱して自分を守ろうとする人は周囲から蔑んだ目で見られる。周囲からの目線を気にして、また一人走り出す。

誰かの放った優しさが暗黙の了解に変貌し、人々を縛り付けることもある。

 

その一例が東京の街の忙しなさなのではないかなと思った、久しぶりのなーんにもない休日です。

 

東京

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どうですか、めっちゃ意識高い系みたいな文章書いてみました。

仕方ないじゃないか。今日KEY楽器のドラムセールに行ってきて、ブログ書かなきゃと思って、気分盛り上げるためにその足で東急プラザ原宿のスタバに陣取っている。

 

周りにいる女の子、みーんな写真撮ってら。フラペチーノ頬に当てて自撮りしてら。

ケーキ乗せたトレー片手にカップルがテラスで夜景見てら。

 

こんな思考回路にもなるよね。うん。みんなでレッツ正当化。

 

Let's ダバダバ

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そういえば梅雨が終わったらしい。

金魚すくいの金魚の命くらいの短さ。

わたあめが口の中で溶けるくらいの短さ。

安い線香花火がポトリと消えるくらいの短さ。

 

そして気がつけば口の中にたこ焼き入れた、みたいな暑さ。

いや、違うな。たこ焼きは「熱い」か。間違えた。

サマージャム ’95

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夏の暑さが億劫ってのはあるが、それくらい夏のイベントを楽しみにしてしまっている。

社会人になって、シフト休になって、大学時代の友達との関係性も一気に希薄になった。職場でも恐ろしいほどに出会いがない。今年は早々に覚悟ができているので色々と楽しめそうな気がしています。

 

久々にブログを書きました。少しづつまた書いていこうと思います。

リハビリがてらの駄文なのでこのくらいにしときます。

 

ではまた。

 

ドラム アサノ

 

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