巡る、巡る。
先日、といっても4月の頭のこと。
地方から上京してきた会社の同期に「なんで東京の人ってみんな急いでるの?」と聞かれた。適当なことを答えてしまったような気がするが、今思うとあのときの僕に確固たる答えなんてなかったんだなって思う。
通勤生活が始まって大体3ヶ月が経過した。
言われてみれば朝方のラッシュ。エスカレーターは階段ダッシュの如く人々が駆け足で上り、下っていく。こないだ僕が通勤時、なんの気もなしにエスカレーターで横のベルトを掴んでいると後ろからの強烈な圧に気がつく。思えば目の前は誰もいない。
ため息を一つついて、駆け降りるエスカレーター。
原始、東京の人々は優しかったのかもしれない。
朝寝坊してしまった人は走らざるを得ない。あの人大変そう。走りやすい環境を作ってあげなきゃかな。そしたら私も走った方がいいのかな。
周りの人が走っている。そしたら邪魔にならないように僕も走らないと。
あの人たちみんな走っている。じゃあ僕も走らないと。
みんな走っている。なんであの人は走っていないの?
優しさが当たり前になる。当たり前は暗黙の了解になる。暗黙の了解を逸脱して自分を守ろうとする人は周囲から蔑んだ目で見られる。周囲からの目線を気にして、また一人走り出す。
誰かの放った優しさが暗黙の了解に変貌し、人々を縛り付けることもある。
その一例が東京の街の忙しなさなのではないかなと思った、久しぶりのなーんにもない休日です。
どうですか、めっちゃ意識高い系みたいな文章書いてみました。
仕方ないじゃないか。今日KEY楽器のドラムセールに行ってきて、ブログ書かなきゃと思って、気分盛り上げるためにその足で東急プラザ原宿のスタバに陣取っている。
周りにいる女の子、みーんな写真撮ってら。フラペチーノ頬に当てて自撮りしてら。
ケーキ乗せたトレー片手にカップルがテラスで夜景見てら。
こんな思考回路にもなるよね。うん。みんなでレッツ正当化。
そういえば梅雨が終わったらしい。
金魚すくいの金魚の命くらいの短さ。
わたあめが口の中で溶けるくらいの短さ。
安い線香花火がポトリと消えるくらいの短さ。
そして気がつけば口の中にたこ焼き入れた、みたいな暑さ。
いや、違うな。たこ焼きは「熱い」か。間違えた。
夏の暑さが億劫ってのはあるが、それくらい夏のイベントを楽しみにしてしまっている。
社会人になって、シフト休になって、大学時代の友達との関係性も一気に希薄になった。職場でも恐ろしいほどに出会いがない。今年は早々に覚悟ができているので色々と楽しめそうな気がしています。
久々にブログを書きました。少しづつまた書いていこうと思います。
リハビリがてらの駄文なのでこのくらいにしときます。
ではまた。
ドラム アサノ