頭の中のガラクタ

3 Tone Sunburstドラム担当アサノによる、究極の独り言コンテンツ。更新は不定期。取るに足らない思考を垂れ流しています。

じゃじゃ馬根性

坂がある。

 

と言っても決して「今自分の置かれている環境が平坦ではなく、常に踏ん張っていないと落っこちてしまいそうだ!!」みたいな意識高い系の内面一人語り比喩ではない。なんなら仕事・休み・バンドみたいな毎日をぐるぐるしているのでむしろ平坦な毎日に思えている。

 

とにかく地元に物理的に坂があるのだ。隣町に行くときとか、好きなスーパー銭湯に行くときはこの坂を登り、川にかかる橋を自転車で漕いで行かないとならない。

 

この間隣町の図書館から帰る途中、土手に差し掛かるとちょうど夕方。静かな川の流れとオレンジの空気がそこに広がる。それだけで心が揺れ動くのに、まるでドラマの演出のように制服を着たカップルが手を繋いで目の前を通り過ぎていく。

僕の思い描き、求めた青春の全てが、いわば青春像がそこにあった。

 

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この気持ちの行き場をどうにかしたいと思った僕は例の坂道を自転車で思いっきり駆け降りることにした。そこそこ自信のある足の力をフル活用し、ペダルを踏み込むと順当にスピードが上がる。そのまま飛んでいけるかのような気持ちの高揚と共に、僕は足をゆっくりと横に広げる。さながら漫画のワンシーンのようだ!と思ったその瞬間。

 

鈍痛。

太ももに「これ以上やったら攣るぞ」と言わんばかりに走る痛み。さっと閉じる足。

危うくあの世へ飛んでいくところだった。

 

だから若い人しかこういうことしないんだな。

「年相応」の線引きがわかってきた23歳の秋です。

BLUE

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個人的なことだが、10/17に23歳の誕生日を迎えた。

お祝いをくれた人ありがとうございました。まだの人、今からでも大丈夫です。困ったらアマギフでいいんですよ?10000円分くれてもいいんですよ?

 

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23歳って改めて考えるとなかなかのところまで来てしまったな、という感じがする。人によっては新卒一年目の年齢だからそうは思わないかも知れないけれど。

 

でも多分僕がなかなかのところまで来たなと感じるのは、いくつか理由が有って。例えば一つ挙げるなら、それは自分よりも年下の人たちがどんどん世の中で活躍し始め、焦燥感を覚えていること。

 

僕の好きな日向坂46はつい最近、新メンバーとして4期生が12人加わった。(メンバー増えたけど今後も全員選抜できるのかみたいな不安は一旦置いておく。)

その最年少メンバー、渡辺莉奈さんはなんと2009年生まれ。10個下の子が応援しているグループに入ってくるのは正直言って事件。何なら4期生応援したいけれどあまりにも年下すぎて、法に抵触しないか心配。

 

ライブハウスでも前までは僕らが一番年下のことが多かったのに、気がつくと年下のバンドの方は多いなんてこともざらに起こるようになってきた。(こないだは僕ら入れないで残り半分が年下のバンドだった。めちゃくちゃかっこよかったけれど悔しい。)

 

ブルーベリー&ラズベリー

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自分ってここから成長して、マシな人間になれるのかなとも思う。

 

まず体が大分衰えている。

ストレッチを入念にしないと十分に体が動かなくなってる。家系ラーメンを食べた翌日は確実に腹をくだす。

 

そして内面も。

こないだ先輩に飲みに誘ってもらって。緊張しまくってめちゃくちゃ飲んでしまった。お店では全然酔わないなぁって思ったんだけれど、一人で帰っているうちに緊張の糸が切れて大学生期間でもなかったくらいに気分が悪くなってしまう。

家に帰る頃には酩酊状態。風呂場でシャワーを浴びながら寝てしまい、親に「死ぬぞ!!」とめちゃくちゃ怒られた。

 

仕事も気づけば楽な方へ楽な方へと自分を押し進めている気がするし、休みは気づけば夜になって泡と消える。

 

昔はこんな感じじゃなかったのにって思う。大学時代はもう少し判断力があって、直感が冴えていた。情報を徹底的に分析して卒論を書いていたし、論理的に思考し自分の意見やアイデアに対しては絶対的な自信を持っていた。

 

そんなことを言い出したら高校時代の方がもっと行動力があって、怖いものがなかった。人と話すのも怖くなかったし、朝も起きれた。いまだに高2がピークだと思ってる。こんなこと言い続ける僕はいい加減痛々しいだろうか。

 

23歳はもう少し成熟した自分で迎えられると思っていたから、それゆえにこのギャップに打ちひしがれている。

 

閃光

閃光

 

劇的な変化はない。

きっと30歳になったときもそう

 

なのだろうか。

 

 

この間職場にある鉄棒で遊んでみたら、あのときできなかった、(諦めていたから挑戦すらしなかった)空中逆上がりができるようになっていた。

 

会社の上司にも、「だいぶ成長したよね」と言ってもらえることが増えた。鉄棒ではない。仕事面において。

 

今日スタジオで、ずっとできなくて発狂しかけていたフレーズが少しだけ叩けるようになっていた。

 

 

20代が歳を重ねることは、挑戦に対するアプローチの多様化と同義だと思う。金銭的に比較的に余裕が出たり、筋力がついたり。経験が蓄積されていく。

 

その中で享受した小さな変化や進化を大切にしていけたら、来年は多少自分の心持ちも穏やかになっていると思う。多分マシな人間にはなれると思う。

 

青春病

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旅行代理店でもらった北陸のパンフレットを読みながらそんなことを考えています。

 

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ではまた。

ドラム アサノ