神様
TBSラジオの水曜日、24時から放送中の「24時のハコ」というラジオ番組をご存じだろうか。毎月マンスリーで芸人さんがラジオを担当するという番組で、今月12月の担当がダウ90000の蓮見翔さん。
ダウ90000は先日のM-1グランプリきっかけで知り、最近僕がひそかに応援している劇団。その主宰である蓮見さんはすべてのコントや作品を手掛けている方で、その人がどのようなトークをするのか、とても興味があって聞いてみることにした。
選曲センスも、蓮見さんの頭の回転の速さも、ラジオコントも全部すごい。正直今後冠でラジオしてほしいくらい面白い。radikoで聞けるので是非。
さてその中で募集していたお便りのテーマの中に「誰にも言ったことの無い恋愛の話」というものがあって。とっても心が幸せな感覚になる。最近人を好きになったり、恋バナを聞いたりすることもなくなったから、なんだか懐かしい感覚。
そんな感覚をもっと味わいたくなったアサノ。
クリスマスイブに1人原宿へ。綺麗なイルミネーション。目に入る幸せそうなカップルたち。
試しにすれ違うカップルの数を数えてみた。
その数が30を超えたところで
悲しみが幸せを上回りました。
やぁ、3TSドラム担当アサノです。
2021年ラストのブログ更新です。たまに「ブログ読んでるよ」と言ってもらえることがあって密かに嬉しいなと感じています。自分のために始めたブログとはいえ、読んでくれる方がいることは幸せなこと、ありがとうございます。
今後も読み手に忖度せずに書きたいことを書くスタンスで楽しんでやって行きたいと思います。どうぞお付き合いください。
さて、まずは12.16
渋谷CRAWLにて行われた 3 Tone Sunburstの自主企画、"僕らのヒミツキチ"は大成功で終了しました!
来てくれた皆さん、本当にありがとう。
出てくれた全バンドそれぞれ全力のパフォーマンスをしてくれて、めちゃ気合い入ったし個人的には過去1の熱量でライブができました。
会場の一体感が凄くて、あっという間に感じるほど。同じメンツで同じセトリでもう一周くらいしたかった。
3月にもリリース、レコ発が決まったので是非来てくださいね、取り置きお待ちしてます!
さて、アサノが原宿に行く7時間前。
バイト先の学童で、"お楽しみ会" なる行事があって。なんと子どもたちの前でドラムを叩くことに。
先輩がギターとベースを弾いて、スリーピースバンド形式、練習なしの一発勝負。
"赤鼻のトナカイ"と"ジングルベル"の二曲構成で子供たちと一緒に歌おう〜みたいなコーナーだったのだけれど、
彼らの反応が、あまりにもストレートだったことに強く驚かされたのだ。
例えばライブハウスだったら、たとえ酷い演奏だったとしても観客は必死に耐えて、それとなく拍手して、共演者の僕達は打ち上げでそれっぽい感想を伝えて場を乗り切るなんてことは日常茶飯事。
僕はそれで自分の力を過信したり、逆に錯乱したりする。本音で話してくれる人に感謝。
こないだギターのチューニング酷すぎるバンドいたな。それでも多少拍手が起こるし、「よかったですー」なんて言ったりする人もいる。
(一度だけ対バン相手のライブで、「寒いなこの人たち」と思って外に出てコンビニで時間を潰したりしたことがあった。でも自分の力量もまだ足りてないから、見ないのも失礼だよなぁ…とも思ったりしている。)
でも子どもたちは初めて味わう大きな音に対して正直に耳を塞ぐ。慣れてきた子どもたちは、その音楽のビートやノリが楽しいと思ったら、ふいに立ち上がり、全力で体を動かして踊り出す。決して学童の大人たちは「立ってください」とか「好きに踊ってください」なんて言ってない。
ただ自分の中に湧き出す感情に忠実に従って、わずか10分にも満たないミニライブを、その瞬間を忖度なしで過ごしていたのである。
僕は演者として、ミュージシャンの端くれとして、心の底から感動していた。
自分の目の前に広がっていたのは、まるで映画の中の世界。ブルース・ブラザーズの"Jailhouse rock"のシーンみたいに、子どもたちが踊り、歌い、耳を塞ぎ、純粋にそこにある音楽に対して向き合い思い思いに表現をする。その光景のなんと美しいことか。
僕はライブにおいて、お客さんの感情が揺さぶられる瞬間が大好きで、会場が一体になる雰囲気が大好き。
そんな瞬間に年の瀬の12月に、2回も出会うことができた。
きっとこんな幸せがあるからまた頑張ろうと思えるのだろう。
来年もそんな幸せに満ち溢れるような年になりますように。
メリーファ◯キ◯クリスマス。
皆様良いお年をお迎えください。
ドラム アサノ